こんにちは。歯のいろ歯ブログ管理人のいろ歯です。
- 矯正をしたいけどどれが良いかわからない
- どんな種類があるか知りたい
- 歯並びをきれいにしたい
安くはない買い物なので矯正選びには失敗したくないですよね。
自分自身も矯正経験があるため実体験も踏まえて矯正の特徴を理解していただけるような記事になっています。

今回は大人の矯正選びの参考になるようにわかりやすく矯正の種類と歯の状態によって合うかどうかを紹介します。
目次
外科矯正
歯そのものではなく上アゴや下アゴの骨の位置を手術でズラして骨同士を固定することで矯正します。
骨の手術が終わったあとは歯の位置を調整することも必要です。
そのため手術が終わったら『ワイヤー矯正』で歯の位置を調整します。
外科矯正のメリット
- 顔全体の印象が変わる
- 手術した骨は元の位置に戻ったりしない
- 歯のバランスが一気に変われる
骨ごと歯の位置が変わるので見た目も大きく変わることができます。
外科矯正のデメリット

- 手術のため入院や全身麻酔の必要がある
- 体に負担がかかる
- 神経を傷つけたり体へのリスクの可能性
- 手術後にワイヤーで矯正治療が必要
一番の不安点は体への影響だと思います。
手術そのものも心配ですが、手術中に神経や血管に異常が起きたりするリスクもゼロではありません。
外科矯正に向いている人
歯そのものの位置だけが気になる人は『外科矯正』の必要はありません。
- 下アゴ(又は上アゴ)が前に出ている
- 下アゴ(又は上アゴ)が後ろに下がっている
- 顔の骨格が大きく歪んでいる
気になる人は『外科矯正』を扱っている歯科医院に相談してみてください。

ワイヤー矯正
一般的な矯正のイメージが強いのがこの”ワイヤー矯正”だと思います。
歯1本1本に金属の部品をつけて歯全体をワイヤーで繋げて歯を動かします。
歯に固定したままなので自分で外したりすることはできません。

ワイヤー矯正のメリット
- 歯を大きく動かすことができる
一番はワイヤーの力でしっかり動かせることができるので歯のデコボコが大きい人でも治療ができます。
ワイヤー矯正のデメリット
- ワイヤーを付け替える度に痛みが出やすい
- 歯が磨きにくく、汚れがたまる
- 口内炎や歯周病など口内トラブルが起きやすい
- 矯正器具が人から見えて気になる
細かい器具を付けるため汚れが溜まりやすく口内トラブルが起きやすいです。
見た目の問題に関しては、ワイヤー矯正のなかでも歯の裏側に器具付ける舌側矯正や目立ちにくい白い器具を使うセラミックを使ったワイヤー矯正”もあるので相談してみてください。

また痛みで固い食事が取りにくくなってしまうかもしれませんのでやわらかくて栄養がしっかり取れるものを食べるようにしましょう。
【参考記事】
ワイヤー矯正に向いている人
歯を抜いて矯正治療が必要な人など歯を大きく動かす必要がある人に向いています。
詳しくは検査して判断する必要ありますが、
- 歯同士の重なりが大きく、歯と歯に隙間がない
- 歯と歯の隙間が大きい
- 歯を持ち上げたり、下げたりする必要がある
- 外科矯正後の調整
などが気になる人向けな治療です。
マウスピース矯正
歯に白いひっかかりを付けて、少しずつ形の違う透明の固いマウスピースを入れ替えて歯の位置を動かしていく矯正治療の方法です。
取り外しが自分でできます。

マウスピース矯正のメリット
- 目立たないので気付かれにくい
- 取り外せるので歯が磨きやすい
透明のマウスピースなので人から気付かれにくい状態で矯正ができます。
マウスピース矯正のデメリット
- 大きくは動かない
- 歯が抜く必要がある矯正には不向き
- なくしやすい
歯のデコボコが比較的小さい人向けなので大きく歯並びを変えることが難しいです。
またマウスピースが透明でわかりにくいので紛失しやすく、ティッシュに包んで置いといたらそのまま捨てられてしまったり、ペットのおもちゃにされてしまったり・・・なんてことも。

マウスピース矯正が向いている人
- 周りに気づかれにくい矯正がしたい
- 歯並びのデコボコが大きくない
こんな人達に向いています。
また最近はオンライン診療で直接歯科医院に行く回数を減らして治療を進める歯科医院もあります。
セラミック矯正
歯の位置は変えずに被せ物で歯並びを良く見せる方法です。
歯を動かさないので時間はかかりませんが、健康な歯を削る必要があります。
セラミック矯正のメリット
- 早く治療が終わる
一番の特徴は削って被せるだけなので他の矯正治療よりも早く終わることができます。
セラミック矯正のデメリット
- 健康な歯を削ったり、神経を取る必要がある
- 歯の位置によっては歯並びに限界がある
- 汚れが溜まりやすい
- 矯正後のトラブルが大きい
治療は早く終われますが、元の歯の位置を変えずに歯並びだけ治すので被せ物の形がいびつになるため汚れが溜まりやすく虫歯や歯周病などのトラブルが起きやすいです。
また被せ物に厚みが必要なため前歯が少し前にある感覚になることも。
一度削ってしまった歯は元には戻せないので慎重に選びましょう。
セラミック矯正が向いている人
矯正したい部分が虫歯になって治療が必要な人やとにかく早く終わらせたい人に向いている矯正治療法です。
いろ歯まとめ
矯正治療の方法のおすすめは
- 骨格的に気になる→外科矯正
- 歯の位置を動かす量が多そう→ワイヤー矯正
- 見えないようにしたい→マウスピース矯正(orワイヤー矯正の舌側装置)
- 矯正したいところが虫歯→セラミック矯正(or虫歯治療後に他の治療法)
歯の状態によってできる治療方法も変わってくるので検査をして決めていきましょう。
気になる矯正方法があれば記事では伝えきれない細かい特徴なども説明してもらえるので歯科医院で相談してみてください。
自信を持って笑顔でいられますように。
【次の記事】持ち運びに便利な電動歯ブラシ
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