こんにちは。歯のいろ歯ブログ管理人のいろ歯です。
歯医者さんって・・・可能な限り行きたくはないですよね。笑
ウイルスも心配な時に口が開けっぱなしも不安です。
ただ、虫歯を放って置くとどうなるの?
今回はそんな疑問を解き明かします。
そもそも虫歯ってどうして気づきにくいの?
虫歯は虫歯の菌が増えることで歯を溶かして穴を空けることから始まります。
しかし、穴に気付かずに歯医者さんで言われたり、痛みがあることで気付くことがほとんどだと思います。
その原因は歯の構造にあります。

歯の表面(エナメル質)は硬く、内側(象牙質)は柔らかく、真ん中に神経(歯髄)が通っています。
そのためはじめは表面から溶かしていきますが、内側まで達すると溶かすスピードが早くなることで見た目の穴が大きくなる前に内側で虫歯が大きくなり神経に近づくことで痛みがでます。
虫歯の深さ別の出やすい症状
レベル1
最初は表面の硬い組織(エナメル質)を溶かしていくので痛みはありません。
症状としては歯の表面が白や黒っぽくなってきます。
レベル2
内側の柔らかい組織まで虫歯が達するとしみる症状〜強い痛みになってきます。
神経に近づけば近づくほど痛みは強くなります。
冷たい物や甘い、酸味の物で気付くことが多いです。
レベル3
神経があるところまで虫歯が達すると強い痛みがでますが、神経が菌に感染してしまうと神経が反応しなくなり痛みは治ります。
人によってはレベル2の状態で神経が刺激に耐えられず、反応しなくなってしまうこともあります。
痛みがなくなり安心してしまいますが実はこの先もあるんです。
レベル4
神経の管は歯の頭から根の先まで繋がっています。
そのため虫歯の菌はすぐに根の先にまで達して今度は歯の周りの骨を溶かしてしまいます。
そして骨の中で菌が増殖していくので骨を内側から圧迫して強い痛みになります。
レベル5
骨を溶かし続けるとそのまま粘膜をを圧迫することでニキビのように歯茎が腫れます。
腫れが強いと膿と共に外に出て圧迫されなくなるので痛みは一度落ち着きます。
この状態までくると日に日に歯を支えている骨が痛みもなく溶かされていきます。
虫歯になった歯だけではなく、隣の歯を支えている骨まで溶かしてしまう可能性もあります。
最も最悪な場合は顔や喉などに腫れが生じて呼吸困難を生じたり、顎の骨が折れてしまうリスクもゼロではありません。
まとめ
虫歯は痛みだけで判断されがちですが、放っておけばおくほど治療も長引き、リスクも伴います。
また菌は血管に入り込み全身にも影響を及ぼすため早めの治療が重要です。
健康的な歯で美味しくご飯を食べましょう!
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