こんにちは。歯のいろ歯ブログ管理人のいろ歯です。
唾液(つば)って普段あまり意識することはないと思いませんが、実は免疫にとても関わりがあるものなんです。
唾液が少ないと体の入り口である口から感染源が難なく入り込んでしまいます。
また口の中が不潔だと体の免疫力を使ってしまうため感染しやすい状態になってしまいます。
普段から口内炎などが起こりやすい人は口の中が清潔に保たれていなかったり、唾液の質が悪い可能性があります。
目次
唾液の効果
- 食べ物の消化
- 殺菌(免疫力)
- 会話や食事をしやすくする
- 虫歯予防
- 歯周病(歯槽膿漏)予防
- 口の中を守る
- ストレスのバロメーター
などなど様々な効能があります。
普段意識しないことも唾液があるからこそ当たり前にできるのです。
それぞれをわかりやすく説明していきます。
食べ物の消化
よく噛んで食べる → 唾液が十分にいきわたって消化しやすい状態になる。食べ物が細かくなるため消化残りが無くなる。
食べ物は口の中で噛んで胃などの消化器官に流れていきますが、口で噛んでいる間に食べ物が細かくなった状態で唾液と混ざることで消化ができるように準備がされていきます。
口の中できちんと噛まないで飲み込んでしまうときちんと消化ができなくなってしまいます。
殺菌(免疫力)
口から入ってきた菌などを倒してくれる殺菌力があります。
そのため唾液の量が少なくなると口内炎や虫歯、歯周病(歯槽膿漏)、口臭になるリスクが高くなります。
また口の中が汚れていると殺菌する力が足りなくなってしまうので歯磨きは毎食後行いましょう。
特に注意していただきたいのが頻繁に殺菌力が強いうがい薬を使っている人は口の中にいる良い菌まで殺してしまう可能性があります。
口の中は良い菌(善玉菌)と悪い菌(悪玉菌)両方がバランスを保って生存しています。
強すぎる薬は体を守ってくれている菌まで殺してしまうので容量・用法は必ず守って不必要に使用しないよう注意してください。
会話や食事をしやすくする
もし口の中が唾液がなくて乾燥していると食べ物や歯が粘膜にくっついてしまい上手く口が動かせなくなってしまいます。
唾液が潤滑剤になっていることで話すことや食事をとることが可能になります。
虫歯予防
唾液には虫歯の菌を倒してくれる殺菌作用、食べかすが口の中に残らないように洗い流してくれる作用、歯が溶けやすい酸性になった口の状態を正常にしてくれる作用などがあります。
食事やお菓子をだらだら食べ(時間を決めずにだらだら食べ続ける)をすると唾液が働きっぱなしになって虫歯を予防する作用が十分に発揮しなくなります。
唾液が十分に機能できるように食事やお菓子は食べ始める時間を決めて食べ終わったら歯磨きをする習慣をつけましょう。
歯周病(歯槽膿漏)予防
唾液は歯周病の原因となる菌を倒してくれる作用、菌の餌になる食べかすなどの汚れを洗い流してくれる作用、口の中を菌が住みずらくする作用などがあります。
汚れが多いと十分に唾液が機能しないため毎食後の丁寧な歯磨きが重要です。
口の中を守る
食事をした後は口の中は酸性(歯が溶けやすい状態)になりますが唾液によって正常な状態に戻してくれます。
また口の中が乾いてしまうと普段歯に接している粘膜が刺激になって傷ついてしまうため、唾液が潤滑剤の役割をしてくれます。
ドライマウス(口腔乾燥症)の人はお口のトラブルが起きやすいので特に気を付けてください。
口が乾きやすい人におすすめうがい薬
ストレスのバロメーター
緊張すると口が乾いたり、ネバつく時ってありませんか?
唾液はストレスによって量や質が変わってくるんです。
唾液は口臭の原因になる菌を殺菌してくれますが、ストレスで唾液が少なくなると口臭が強くなることもあります。
意識的に気持ちを落ち着かせる時間を作る目安にしてみてください。
いろ歯まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段自然と出ている唾液ですが、とても大切な役割をしています。
普段からよく噛んで唾液を出して健康的な毎日を過ごしましょう。
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